ネイティブの使う英語の感覚は、学校ではなかなか学べない・・・
最近の英語の教科書は少し進化しているかと思いますが、私が中学校の時に最初に教わったのは、もれなく・・・
” This is a pen. “
どうしてそこから始まるのかいまだにナゾですが(笑)、とにかく必死で
「これは1本の鉛筆です。」
「これは1つの机です。」
とかやっていた訳です。
たくさんの文法を教わって、高校時代のある時・・・いつも厳しい英語の男性の先生が、交換留学生を教室に連れてこられました。
そこで見てしまった現実は・・・!?
あんなに偉そうだった英語の先生がぜんぜん留学生と会話がスムーズに通じていない・・・(._.)
先生には申し訳ないのですが、あの瞬間が、私が読み書きだけやっていてもダメだ!と確信した瞬間でした。(笑)
英語は勉強の対象ではなく、「コミュニケーションツール」。
普通に考えて、ごく日常で良く使われることを優先して学べば、簡単な言葉しか知らなくてもコミュニケーションは成立するのです。
・簡単な言い回しをどれだけ知っているか?
・簡単な単語をどれだけ使いまわせるか?
そんな単純なことが大事だな、と思います。
日本人が勘違いしやすいポイントを知っておく
日本人がつい考えすぎて間違って覚えてしまう英会話の裏には、「日本語に直してから考えようとしている」ことがあることが多いです。
英語で質問されて、答えようとするときに、頭の中でつい日本語に直してそれから英訳しようとする。
これを思い切って止めちゃってください♪
今日ご紹介したい本、「日本人の9割が間違える英語表現100」の中には、こんな例があります。
A: Don’t you love me?
B: No, I do.
っていっちゃいそうになっていませんか?
日本語的に、「ううん、そんなことないよ!愛してるよ。」みたいなお答え。
「No」と聞いた瞬間にその場が凍ってしまいます。(笑)
本当は、
A: Don’t you love me?
B: Yes, I do.
「もちろん、愛してるよー。」
みたいな感じですね。
ポイントは、Do や Don’tで聞かれた際に、それが自分が「やる」ことだったら「YES」ですし、「やらない」ことだったら「NO」。
Yes, I do. か No, I don’t. しかあり得ないので、最初の例のように、No, I do.はナシ!です。
例えば、口語では
You haven’t had lunch yet?
まだランチ食べてないの?
と聞かれた場合はどうでしょう?
日本語で答えるとすると、「ううん、もう食べたよ。」
それを英語に訳そうとすると、つい「No, I did have lunch.」とか言ってしまいそうです。
本来は、
Yes, I did have lunch.
食べた、という肯定だから「YES」ですね!
そんな例文がたくさん書かれているこの本、ぜひ正しい活用法の方を繰り返し、声にだして練習してみてください。