こんにちは。
昔、中学に上がったころ、私は英語に興味を持ちながらも、be動詞、助動詞、動詞の変化などが出てきたとたん、意味不明になり、かなり混乱していました。
このままでは英語が嫌いになってしまう・・・と親が心配したのか(私は頼んだ覚えがない)、女性の家庭教師をつけてくれたのです。
その先生がどんな教え方をしてくれたかはさっぱり覚えていないのですが、高校に上がるころには英語が得意になっていました。いつも優しい雰囲気で楽しく勉強したような記憶だけがあります。
高校に合格した際に、その先生が英和辞書をプレゼントしてくれたのですが、それは今でも大切に持っています。それが私と英語とのかかわりの原点のような気がするから。
今思うと、先生への信頼、レッスンの楽しさ、ご褒美(承認してくれたこと)などが良かったように思います。
手段としての英語
学生のころは、英語で点数を取ることが目標になってしまうことがあると思います。
でも大人になると、何かしら目標があって、それを達成するために必要なので英語を使う、勉強する、となります。なので、本来ならば、細かい文法の理屈を覚えるよりも、中学生の教科書にあるような言い回しが完全に使えるようになり、コミュニケーションができるようになるのが一番です。
生徒さんで、医者になりたい男の子がいます。どんな医者になりたいの?と聞くと、「患者さんの気持ちがわかるお医者さん」という答えが返ってきました。
患者さんの気持ちがわかるお医者さんになるためには、どんなことを勉強したらいいかな?と聞くと、「大学では心理学も勉強したい」とのこと。 そうやって、未来の目標、ゴールのイメージを明確にしておくと、今どんなことに取り組むべきかが見えてきます。
いろんな記憶を結びつける
それでも、学生にとっては点数を上げることは大事。
人は、五感の多くを使えば使うほど、よくものを覚えているといいます。
英語を覚えるときも、ストーリー性のあるお話のほうが覚えていると思うので、テキストにストーリーがない場合は、その言葉や出てきた地名などから、生徒さんと一緒に地図を見たり、関連するストーリーを紹介しながら、動画をちょっと見たり、記憶に残るようにしています。
今やっていること、話していることが、何年か経ったあとでも、「あの時、英語の勉強だけじゃなくて、いろんなことを知れて楽しかったな」と思い出してもらえることがあったらとても嬉しいと思います。
その生徒さんを教えて3年くらいになりますが、最初テストの点数が40点台でどうしましょう!?と相談を受けたのですが、今は安定の70-90点台。 何より、英語を楽しく勉強できるようになっているようです。
楽しく学ぶ、を体験してみませんか?